ディスクロージャー・株式上場のQ&Aサイト 管理部110番
ようこそゲストさん
“IPO実務経験者の会”入会案内 お問い合わせ ご利用ガイド HOME
07/03/07 14:41 回答者: 坂元 英峰さん
 公開ジプシーさんのご回答に一言付加させて頂きます。

 監査役は会社の業務遂行に関与することは、法的には御法度です。会社の業務執行体制の中に組み込まれ、独立性を維持できないことになりますと、監査役の存在意義自体が危うくなるためです。また、業務遂行についてチェックする側とされる側が同一になってしまうと、チェック機能が働かなくなることも容易に想定できます。

 ですので、法律上、監査役は純粋に「監査」に特化しなければならない訳です。念のため、ここはご注意下さい。経営企画的なところに監査役が関与していることが明るみになれば、監査法人や主幹事証券会社(→証券取引所)から指摘を受けることは必至ではないかと思います。

 ちなみに、常勤監査役の報酬については、経営陣の取締役と同レベルとまではいかないものの、やはり公開ジプシーさんの実例は相場に近いもので、月額40万~50万程度という例が多いのではないかと思います。業務量次第では、さらに高額になる例も勿論あります。

 管理部門や監査役は、直接的には売上や利益を産みませんので、ここにコストをかけたくないという気持ちは、非常によく分かります。しかし、ここにコストをかけて固めることは、広く投資家から資本を募る上場企業としては、当然の義務でもあるのです。
この回答へのお礼: 専門的な見地からのご回答、有難うございます。

監査役の独立性を考えれば、業務監査・会計監査の枠の中で会社と関わるのが筋なのでしょう。

監査役に関してはその職務の重要性に、社内の理解が乏しいのがお恥ずかしい限りです。
07/03/03 22:08 回答者:公開ジプシーさん
制度の変更等により、監査役の賠償責任等について、かなり厳しくなっております。
ですから、監査役の指摘を取締役全員が、真摯に受け止め、改善するのであれば、監査役としてもリスクも少ないですが、常勤監査役が名目上必要だからという理由であれば、着任する監査役のリスクは大きいです。
リスクに応じた支払と言うのもおかしいかもしれませんが、ある程度の額は、必要だと思います。

私が、直近2年で経験した3社は、いずれも週4日勤務で、35万~50万くらいでした。
金額に関しては、その企業の体力も関係しますので、無理をする必要はないと思います。

仕事に関しては、取締役会出席は勿論でしたが、監査日報により、稟議内容のチェックや、業務フローと規程の整合性チェック、経理と打ち合わせての会計上のチェック、その他突発事項に関する指摘等について、報告をあげてくれていました。
その他、管理業務に踏み込んで実務もこなしてもらいました。
上場準備会社は、取締役や管理職は、ルーチンワークで精一杯なので、なかなか体制整備に着手できないと思います。
そのため、常勤監査役に時間があるようでしたら、牽制の効く範囲で、指摘だけではなく、どうしたら改善できるかまで、踏み込んでもらえれば、いかがでしょうか?
たとえば予算と実績の差異について、取締役に確認するだけでなく、分析をし、その要因を割り出した上で、指摘、指導等をしてもらうようにすれば、取締役は改善ポイントを見出しやすいし、監査役もやりがいがあると思います。

良いかどうかはわかりませんが、常勤監査役が内部監査室の補填をし、経営企画(管理)的な視点まで持ってもらえるのであれば、お願いできる仕事はたくさんあります。

余談ですが、私は監査役の経験がありますが、その時は事業計画書と目論見書作成もさせてもらいました。
この回答へのお礼: ご回答有難うございます。

監査役の実際の仕事は、会社によってまちまちですね。
07/02/28 13:06 回答者:軽井沢貞吉さん
監査役としての責任の大きさ(リスク)を考えたら、取締役と同額かそれ以上ではないでしょうか。

「監査役の仕事の仕組みが出来てしまえば、監査役の仕事非常に少ないです」とおっしゃいますが、監査役としての業務は常勤監査役になる方が法令等に則って決めることです。

内部統制が重要視される昨今、これから上場する会社にとって決して少ない仕事とは思えませんが、いかがでしょうか。
この回答へのお礼: ご指摘、有難うございます。

監査役の業務範囲について、もう少し勉強します。

常勤監査役の年収の件
 

お世話様です。

現在、弊社では4月より上場直前期に入ります。
そこで、主幹事証券会社から常勤監査役の人選の準備をするように指導を受けています。

弊社は拠点も少なく、少人数ですので、監査役の仕事の分量は非常に少なく、毎日、出社してもらってもある程度、監査役の仕事の仕組みが出来てしまえば、監査役の仕事非常に少ないです。

そのため、年収も350万円ぐらいを想定いましたが、主幹事証券会社からはそれでは監査役の独立性が保てませんので、もう少し金額を上げるように指導を受けました。

世間相場では、上場準備企業の常勤監査役の年収は幾らぐらいが妥当でしょうか?

2007/02/26 19:10 質問者:higasiさん


※回答する場合、会員ログインする必要があります。
ユーザーID (メールアドレス)
パスワード
facebook IPO支援
twitter 東洋ビジネスコンサルティング
facebook ディスクロ経理検定
リンク集

管理部110番 会員 ログイン
ユーザーID:
(メールアドレス)
パスワード:
※パスワードを忘れた方はこちらへ >>
管理部110番 新規会員登録へ
検索する
■キーワード検索
質問する
Q&A一覧

匿名登録できる転職サイト ディスクロ経理人材バンク 独立役員の紹介|独立役員とは、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役又は社外監査役をいいます。 規程、文書ひな形 一部サンプル
ディスクロージャー経理実務検定 上場会社の経理を学ぶには…
 
匿名登録できる転職サイト ディスクロ経理人材バンク ディスクロ検定協会ウォーミングアップサイト スマートフォン向けの学習教材《ディスクロクイズ》アプリ 書籍案内
 
スマートフォン向けの学習教材《ディスクロクイズ》アプリ 会社を選ぶ、転職を考える方に・・・
Copyright(C) 2007 kanribu110ban. All Rights Reserved,